こんにちはjunです。
株式投資というと『そんなに何百万円も自由になるお金ないよ…』という方もいると思います(実際私もそうです)が、2万円あれば結構な数の中から選んで投資できます。
今回は、私もスクリーニングで使っている1株が安い個別銘柄、いわゆる低単元株について紹介していきます。
株価と単元
日本の株式市場は取引単位が100株単位となっています。これを1単元(タンゲン)といいます。以前は各会社ごとに1株だったり1000株だったりバラバラでしたが、2001年に東証での売買取引単位は100株に統一されてます。
株価は1株単位が公表されますので、例えば『どうもり』や『あつもり』の愛称で有名な『あつまれ どうぶつの森』が遊べるスイッチ(Nintendo Switch)を販売する『任天堂(7974)』だと、この記事を書いている今日時点の株価は1株45,340円です。
なので、任天堂に投資しようとする
1単元=100株×45,340円=4,534,000円!!
1か月で平均5%ほど株価が動きますので、226,000円ほど株価が動きます。
サラリーマン投資家にはおおいそれと手を出すことが難しいですね。少なくとも私には投資できない高嶺の花です。
ミニ株
もちろん、単元未満株の売買も各証券会社ではできるようになっています。
名称は各会社で違いますが、多くの場合『ミニ株』という名前で1株から売買ができます。
私が主に利用しているSBI証券では『S株』という名称で1株単位で取引できます。そのほかマネックス証券では『ワン株』、auカブドットコム証券『プチ株』の名称で同様の取引ができます。
ミニ株は各証券会社ごとに取引のルールが異なります。
主な違いは売買注文可能時間と手数料です。
ミニ株は『1株単位で売買ができるため、より幅広い銘柄に投資できる』というメリットがある半面、『手数料が高く、売買時間が1日に1回~3回で注文時間にも制限があり、売買タイミングを逃しやすい』というデメリットがあります。
そして、配当は保有株数分支払われますが、議決権や株主優待は、発行会社の取り決め株数を保有していないとその権利が得られません。
ミニ株もいいけど中小型株もおすすめ
株価が高い銘柄ほど株価の値動きが少ないという特徴があります。
そこでおすすめするのが時価総額が比較的低い『中小型株』です。『中小型株』は、株価の値動きが大きいという特徴があります。比較的短期間で大きく利益を出しやすい反面、大きく損失を被る危険性も高いのが特徴です。
今回は1株が200円に満たない個別銘柄を紹介したいと思います
『Yahooファイナンス』の『株式ランキング』の中にある『単元株価下位』で調べることができます。
ただ、かなりの銘柄数がヒットするため、個別銘柄を探す場合は各証券会社の『銘柄スクリーニング』を利用するのが便利です。
SBI証券のスクリーナーで1株200円以下を探す場合、『投資金額』を2万円以下に設定します。
その結果、153銘柄ヒットしました。
結構多いですね。たまにこの中から株価が10倍を超える所謂『テンバガー』銘柄が出てきます。
1単元2万円以下なら株価が値下がりした際に押し目買いもしやすいです。バフェット氏の格言で『落ちてくるナイフをつかむな』というのがありますが、数千万、数億が毎日数百万単位で落ちてくるならそんなナイフ私もつかみたくありませんが、1単元20,000円以下ですと落ちてきても数百円程度なので、気持ち的にも余裕が生まれます。
株式投資にはこの『心の余裕』がとても大切だとバフェット氏も自身が率いるバークシャーハ・サウェイの投資家への書簡でもよく述べています。
ただ、この株価レンジの銘柄の中には『倒産』や『上場廃止』が決まっている会社があります。それらをここからチェックしていきます。
投資先の選び方
先ほどスクリーニングした153銘柄の業種を見ていきます。
多い順に、小売り(22)、通信(18)、サービス(15)、不動産(15)、卸売(12)といった順位ですね。withコロナを彷彿とさせます。
まずは自分に身近な業種からみていきましょう。なぜなら、自分がいる業界の動向が一番敏感だからです。その業界にいると、信憑性の低い情報も含め、他業種にいては得られないマクロな情報まで耳に入ってくるので、投資情報上芳しくない会社でも、投資するに値する銘柄が見つかることがよくあります。
私は金融業種なので、今回は『証券』『その他金融』『銀行』を絞り込みます。
25銘柄に絞り込めました。ここからは1銘柄ごとに見ていきます。
急落後であればチャートを見て出遅れている銘柄を中心に投資していきますが、さすがに多くの銘柄が急落前の株価に戻していますね。
ということは、急落時はどこの会社に投資しても確実に利益を上げやすいという証明になっています。
私が見るポイントは『株価』『チャート』『四季報』『ニュース』『適時開示』『業績』です。
まずは『株価』のタブで、解散価値の1倍を基準にPBR(株価純資産倍率)と、国内株式の平均15倍を基準にPER(株価収益率)をチェックしていきます。
チャートは、PCなら『日足チャート』スマホなら『週足チャート』です。これは画面の制約です。PCなら横長画面なので、日足チャートでも過去6か月くらいまで表示されますが、スマホだと3か月くらいしか表示されないので、今だと急落によって株価が下がっただけなのかその前から下がっていたのかも重要な情報なので、それぞれに合わせてみていきます。
続いて四季報です。自身が身を置く業界でも名前も聞いたことない会社も多いものです。ここでは会社の概要を確認します。本業以外の業種に多角化している企業も多いので、まったくの畑違いの業種に大きく軸足を移したのに業績がイマイチな企業は避けます。
『ニュース』と『適時開示』では、倒産の危機がないかどうかや、整理銘柄に入りそうもしくはすでに入っていないかどうかを確認します。急騰、急落していればその理由がここからわかります。
最後に業績です。人によってはここから先にチェックしていく方もいますが、友人の企業会計曰く、会計監査は『作るもの』だから、必ず参考にすべきだが信じてはいけないとのこと。
この項目では、売上高や最終利益が減少し続けていないかなど、上場廃止のリスクがないかどうかチェックします。
さぁ、投資!
上記の情報をもとに私の基準で決めた今回の投資先は『オリエントコーポレーション (8585)』オリコカードで有名な信販会社ですね。
最後に、利益確定する上昇基準と押し目買いもしくは損切する下落基準を決めます。
私は基本的にNISAの場合は10%上昇で利益確定、10%以上下落したら押し目買い。上場廃止にならない限りは損切しないとルール決めしています。
皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
経過レビューしていきます。
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